外出時にマスクを着用したり、帰宅後消毒液を使って手や喉の殺菌をするなどの感染予防をしていても、どこからともなく感染してしまうのがインフルエンザの恐ろしさです。
一度感染してしまうとその感染力が猛威を振るい、あっという間に感染範囲を広げてしまうので、小さなお子さんやお年寄り、受験生などを抱えるご家庭では特に注意が必要となりますね。
体力のない幼児や老人などがインフルエンザに罹患してしまうと肺炎などの合併症を引き起こし、思わぬ事態に陥る危険性もあります。
家庭内での被害拡大を防ぐためには、インフルエンザに感染した早い時期での対処が重要となってきます。

インフルエンザにはその特質よっていくつかの型がありますが、最も猛威を振るい感染力の高いA型についてその初期症状と潜伏期間、感染拡大防止方法などについて調べてみたいと思います。
他の風邪同様に、インフルエンザでも、咳や鼻水、痰などの症状は見られます。
でも、最も特徴的なのが、悪寒や筋肉痛、関節痛などを伴う全身の倦怠感です。
「体の節々が痛い、寒気がする」といった症状を感じた時は、発熱をしていなくても、インフルエンザを疑った方が良いかもしれません。

大抵は、1-3日の潜伏期間をへて、発症します。
体内でインフルエンザウィルスが発症すると、異物混入を察知した脳が、ウィルスと戦うために高熱を出すことになるのです。
中には、発症前に食欲不振や、胃炎、嘔吐などの症状が出る人もいます。
湿度が低く乾燥しているこの時期は、インフルエンザウィルスにとっては、最も過ごしやすい快適な気候状態となっていますので、いつもと何か違うなと感じたら、まずはマスクをするなどして、二次感染予防に努めるようにしましょう。
熱が下がってからも、3?7日程度は感染力の高いウィルスを体内に保菌しているので、室内でもマスクを着用し、できるだけ人との接触を避け、二次感染被害を広げないように留意することが大切です。

インフルエンザの潜伏期間について

風邪のウイルス(RSウイルスやライノウイルス)の潜伏期間は5?7日間と比較的猶予があることに対して、インフルエンザウイルスの潜伏期間は1?2日間と非常に短期間です。
風邪の場合は、ゆるやかに頭痛や鼻水・倦怠感といった症状に加えて微熱などで自覚しやすいですが、インフルエンザの場合は全身の倦怠感や強い悪寒、鼻腔や喉の乾燥など初期症状が見られたと思ったら急激に発熱して発症します。
そのため、予測や準備がしづらくすぐに重症化して合併症を発症しやすい危険な病気と認識されています。

最も感染しやすいとされるのは冬シーズンで、患者数が一番多い種類はA型です。
38℃以上の高熱や全身倦怠感、食欲不振など全身症状を中心とした初期症状が現れたのち、少し間があって咳・痰やのどの痛み、鼻水などの呼吸器症状が現れます。
個人差があるものの、腰痛や胃炎、嘔吐や吐き気といった消化器症状が発現することもあります。
通常は、10日前後で症状が快方へと向かって治癒していきます。

インフルエンザウイルスの恐ろしい点は、感染して発症するまでの潜伏期間に驚くべき繁殖力を発揮する点です。
およそ8時間で約100倍になると言われており、1つのウイルスが24時間で100万個にまで増殖することを意味します。
当然、潜伏期間中も絶大な感染力を誇っており、発症してから3日間は繁殖力がピークに達しているため、発症中はもちろん感染した疑いのある潜伏期間中も家族や周囲の人への接触は大いに注意するべきです。
高い効果を誇る予防接種であっても、発症時の症状を軽減することはできても感染まではブロックできません。
発症した際はもちろん、シーズン中に少しでも感染した疑い(全身症状が見られるなど)がある時はすみやかに対処するようにしましょう。