ウイルスの感染によって起こります。
38度を超える高熱などが特徴的な症状ですが、風邪と見分けがつきません。
自己判断もできず、周りの人にうつしてしまう危険性があるので、検査をしてインフルエンザかを確認する必要があります。

インフルエンザの検査は、小児科や内科などの病院で行われます。
簡易キットと呼ばれるものが一般的によく使われます。
のどや鼻の奥を、細い綿棒のようなもので擦り、そこについた組織や分泌物を処理液にひたすことで、陰性か陽性かを判断するというものです。

15分ほどで結果が出て、A型かB型かの判定も可能です。
遺伝子を分離したり、血液を採取して検査する方法もあるのですが、時間もお金もかかるため、一般の病院ではほとんど行われていません。
集団での感染や、新型インフルエンザが起きた時に使用されます。

簡易キットを使った検査は簡単に行うことができるので普及していますが、ある程度ウイルスが増殖しないと正確に判断できないという面があります。
そのため、発熱などの症状が出てから12~24時間ほどたってから受診する必要があります。
熱が出てすぐ受診してしまうと、検査でわかるウイルスの数に到達していないので、インフルエンザにかかっていても陰性の結果が出ることもあるので注意しましょう。

熱が出て出掛けるのが辛い時は、自宅でインフルエンザの検査ができたらいいのにと思うことがありますが、このキットは体外診断用医薬品に分類されていて、病院でしか扱うことができません。
鼻やのどの奥の粘膜を擦るというのも、医療の知識や技術を身に着けていない人が行うと、粘膜を傷つけてしまうこともあり、大変危険です。
インフルエンザの検査をしたいときは病院を受診しましょう。

インフルエンザワクチンの予防接種は健康保険が適用されないので、料金は高くなる傾向があります。
しかし、検査の場合は健康保険が適用になることが多く、初診料などを入れても2000円ほどで受けられることがほとんどです。

インフルエンザシーズン前に予防接種を済ませましょう

インフルエンザワクチンの予防接種をすると、身体に免疫を作ることができます。
免疫細胞が記憶することで次に同じウイルスがきたときすぐに思い出し、抗体を作って一気に攻撃する体制を作ることができます。
インフルエンザシーズンとなる前に予防接種を行うことは有効な手段となります。

インフルエンザの予防接種を行っても、身体にウイルスが入り込んでしまうのは防ぐことはできません。
呼吸するときに気道にウイルスが侵入してくるとそれを防御するのは粘膜免疫で、これを突破されるとウイルス自体は身体に侵入してきてしまいます。
その意味ではインフルエンザワクチンを接種していたとしても1度はインフルエンザウイルスに感染しますが、ワクチンが持っている免疫効果がすぐさま発揮されやっつけてくれます。

インフルエンザの予防接種は大人は1回で済みますが小児は2回行う必要があります。
詳しく言うと6ヶ月以上3歳未満は0.25mlを2回、3歳以上13歳未満では0.5mlを2回、13歳以上は0.5mlを1回行います。
6ヶ月未満の幼児は、お母さんからの免疫が残っているためインフルエンザにはかかりにくいとされていますから予防接種は通常行いませんが、できれば行ったほうが良いという病院もあります。
予防接種を2回行うときは4週間あけて行います。
2回行う理由は免疫がつきにくいとされているからで、ワクチンの効果が充分に発揮されないとされているためです。

インフルエンザ予防接種の料金は、基本的には病院などの医療機関側が自由に設定していいことになっています。
そのため病院によって料金が異なることがありますが、大体税抜きで3,500円くらいになることが多いようです。
インフルエンザの検査は保険適用で料金が3割負担などと安くなりますが、予防接種には適用されません。
しかし、インフルエンザ予防接種の負担金は健保組合ごとや市町村による高齢者に対して助成されることがありますから、可能なときは利用しましょう。